時計界の王といえば、誰もが知っているロレックス。時計好きなら一度は通る道では無いでしょうか。
しかし、現行ロレックスはベゼルやラグがゴツく、日本人の細腕(平均16〜17cm程度)には実は大きいです。
鍛え抜かれた腕にするならばカッコよく着けられるのですが、人気モデルだからと着けていると時計ばかり目立つ不格好な装いになってしまいます。
僕は腕周り15cmのかなりの細腕のため、ロレックスも色々試着しましたが自分に合うものはほとんどありません。
そんな苦い経験を踏まえ、現行・ヴィンテージロレックスで細腕にも似合うラインナップを紹介していきます。
細腕に似合う現行ロレックス一覧(37mm以下)
オイスターパーペチュアル36mm
日本人の腕に最も合うのは、このオイスターパーペチュアル36で間違いないでしょう。
色の展開も幅広く、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く使えるとても使い勝手の良いラインです。
黒やグレー、ブルーなどベーシックな色も多くありますが、個人的におすすめなのは「グリーン」「ターコイズ」です。
デイトジャスト36
オイスターパーペチュアル36と並んで、日本人が着けやすいサイズ感の36mmの時計がデイトジャストです。
ベーシックなモデルですが、ベゼルの加工やジュビリーブレスになっている関係で、先ほどのオイスターパーペチュアルよりもドレッシーで時計が目立ちます。
ベーシックなモデルなので、文字盤の色の種類が豊富です。黒・グレー・ブルー・グリーン・ホワイトなど、ご自身に似合う時計が必ず見つかるでしょう。
ウィンブルドンカラー(グレー文字盤 × グリーンインデックス)はデイトジャスト限定の色味なので人気があります。
同じデイトシリーズにデイデイトもありますので、日付表示はお好みで選ぶのが良いでしょう。
エクスプローラーⅠ 36mm
みんな大好き、エクワンの愛称のエクスプローラーⅠです。
一時期40mmのサイズ感も作られましたが、元々36mmでの展開でした。
最近はイエローゴールドとのコンビモデルなども出てきましたが、ステンレススチールのあまり目立ちすぎないベーシックなモデルです。これなら冠婚葬祭から普段着まで何でも1本でいける万能な時計です。
高級時計初、ロレックス初の方にはとてもおすすめなモデルです。
ヨットマスター37
ロレックスのスポーツモデルで小さい時計は無いの?という方、実はヨットマスターに37mmのモデルがあります。
使いやすいステンレススチール(&プラチナ)に秒針がブルー針のモデルと、エバーローズゴールドとのコンビモデルに37mmのケースサイズの展開があります。
40mmのサブマリーナやデイトナより、こちらの方が似合う方は多いと思います。
番外編:実は39mm, 40mmでも似合う!?細腕でも着けられる現行ロレックス一覧
1908
時計界ではヴィンテージ風デザインがかなり流行っています。
ロレックスは現代的な時計作りを続けている側のブランドと言えますが、39mmのケース径でクラシックなモデルといえば「1908」です。
数年前まで「チェリーニ」というモデルがありましたが、廃盤になってしまいました。そのため、ロレックスでヴィンテージ風なクラシックモデルは現行だと「1908」しかありません。
僕はこの中でも、アイスブルーのプラチナモデルが傑作だと思います。ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンをブラウンの革ベルトの裏に使っており、非常におしゃれです。
デイトナ
皆大好き、デイトナ。
ロレックスにおいて40mmのケースサイズのモデルはいくつかありますが、日本人の細腕に合う時計はデイトナしかありません。
デイトナはサブマリーナやGMTマスターⅡなどと比較して、ラグが丸みを帯びており、かつ腕に沿うような滑らかな曲線を描いており、意外にも細腕の方に似合います。
腕周り15cmと細腕の僕も試着してみましたが、現行デイトナ白文字版は普通に合いましたので今後買うラインナップに入れるべきか悩んでしまっているくらいです…!
細腕の方こそ、現行のセラミックベゼルのモデルがおすすめで、腕周りに自信がある方はベゼルがステンレススチールのエル・プリメロ搭載モデルが似合うのではないかなと思います。
一生物の時計に1本!となると、デイトナを選択肢に入れるのは賢明だと思います。
ロレックスの人気モデルだが…残念ながら日本人にはデカい・ゴツいモデル
サブマリーナ
サブマリーナは時計好きなら誰もが一度は検討するモデルではないでしょうか。
しかし、現行サブマリーナは41mmのケースサイズかつダイバーズウォッチ特有の厚みがあり、ゴツめの腕でないと似合いません。
ヴィンテージのサブマリーナであればケースサイズが40mmかつ厚みがそこまで無いモデルもあるため、そちらを狙うのが良いでしょう。
GMTマスターⅡ
またまた人気モデルのGMTマスターⅡ。色ごとに愛称が付けられ、青赤は「ペプシ」、青黒は「バットマン」、黒赤は「コーク」、茶黒は「カフェオレ」などと登場から四半世紀以上経つ今でも根強い人気があります。
こちらも、現行モデルはサブマリーナと同じくベゼルのゴツさと厚みゆえ、普通の方は結構大きく感じます。
カフェオレのカラーは個人的に好きで、これのヴィンテージモデルを着けこなしていたら素敵だなぁと思います。
バットマンの黒青コンビは、いかにも男子が好きな色、って感じですね。
2023年に発売された新色、黒グレーのベゼルにグリーンのGMT針を組み合わせるのはオシャレですよね。
僕はロレックスシリーズの中では「ペプシ」がダントツで好きなのですが、腕周り15cmの細腕のため、今のセラミックベゼルになる前のヴィンテージモデル(16710)を探しています。
まとめ:現行ロレックスで細腕に似合うモデルはあまり多くないため、ヴィンテージも狙い目
ロレックスの時計は資産価値も非常に高く、値崩れしにくいことで有名です。
時計バブルの崩壊を騒がれていますが、需給と供給のバランスはそう崩れないように感じます。
もし崩れる場合、ヴィンテージモデルをお得に買うチャンスにもなるため、ご自身の腕周りに合うロレックスをお探しになるのが良いのではないでしょうか。