自身初のカルティエウォッチとして、バロンブルー ドゥ カルティエのムーンフェイズモデル(Ref. WSBB0029)を購入しました。
購入の理由は以下3つです。
- バロンブルー ドゥ カルティエを奥さんとペアで持つ予定があった
- バロンブルーかつムーンフェイズのモデルは珍しく、人と被らない
- 37.6mmの小ぶりなサイズ感が細腕の自分にピッタリだった
バロンブルー ドゥ カルティエは女性の持つ時計というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、男性が持つとドレッシーなスタイルをさらに上品にしてくれる、おしゃれな時計です。
本記事で色々な観点からレビューしていきます。
カルティエ(Cartier)の時計ブランドとしての紹介
カルティエは、1847年にフランスでルイ=フランソワ・カルティエによって設立された高級宝飾ブランドです。
1888年にカルティエ初の腕時計が、女性用のブレスレットウォッチとして発表されました。
その後、3代目のルイ・カルティエが腕時計の新たな可能性に着目し、現代腕時計の原型ともいえる「サントス」を創り出します。
サントスが腕時計の歴史に遺した偉大な功績は別記事に譲るとして、時計業界でも一目置かれる存在となったカルティエは、2007年に「バロンブルー ドゥ カルティエ」ウォッチを発売します。
“バロン” ブルーの名の通り、青い風船のようなぷっくりとした可愛らしいデザインが女性に人気に。
その人気を不動のものにした出来事が、イギリス王室のキャサリン妃にウィリアム王子が結婚3周年の記念にバロンブルーを贈ったことでした。
良いものを大切にする考え方が現代女性達の憧れの的となっていた、ロイヤルファミリーの中でも世界的に人気なキャサリン妃の時計へ与えた影響は大きかったです。
バロンブルー ドゥ カルティエ ムーンフェイズのデザイン・外装
自然光の下で撮ると、こんな感じ。
カルティエの落ち着いたブルーはグリーンと相性が良いので、カジュアルダウンとの組み合わせでもいけます。
もちろん、ジャケパンスタイルにはビシッとハマります。
室内光だとこんな見え方です。
バロンの名の通りのコロンとした丸みを帯びたベゼルが、いい感じに光を反射します。
バロンブルー ドゥ カルティエ ムーンフェイズの着用シーンはジャケパンスタイルからキレイめカジュアルまで
結構ドレッシーな時計に見えるのでジャケパンスタイルにしか合わないと思いきや、モノトーンなスタイルであればブルゾンなどカジュアルなスタイルまで合います。
これは、ムーンフェイズという少し遊びが入っているがゆえだと思いますが、文字版の色次第ではカジュアルユースしやすいものもある、というのがバロンブルーの面白いところ。
女性だけでなく、男性がバロンブルーを着用しているとオシャレに見えますし、僕は今の所街中でこの時計で人と被ったことは無いため、人と違う時計をしたい方にはおすすめです。
(初老の方が42mmのバロンブルー(≠ムーンフェイズ)をジャケパンスタイルで着けられていたのを一度だけ見たことがありますが、とてつもなくオシャレでした…!)
バロンブルー ドゥ カルティエ ムーンフェイズの機能性
精巧なギヨシェ彫の文字盤・横から見ても丸い作り・リューズやリューズガードまで丸い徹底したデザイン
バロンブルーは間違いなく “デザインの秀逸さを加点で選ぶ” 時計だと思います。
特に針の色が青いカルティエの時計の特徴を最大限活かせる、ムーンフェイズ・リューズガード・クロコ革ベルトの青がめちゃくちゃドレッシーさを引き立てますし、文字盤のギヨシェ彫は見事という他ありません。
横から見た時も丸みを帯びており、徹底しています。
日常生活防水の3気圧(30m)は確保
普段使いしていて安心な、日常生活防水である3気圧(30m)の防水性能はあります。
バロンブルーはドレスウォッチですので、この程度あれば十分だと思います。
バロンブルー ドゥ カルティエ ムーンフェイズの素材・色違いの種類
男性はステンレススティール(SS)一択、女性はピンクゴールドも
バロンブルーには、ステンレススティールのモデルとピンクゴールドのモデル(コンビも)があります。
40,42mmなどの大きめのサイズにもピンクゴールドはありますが、結構ドレッシーな見た目なため、男性が普段使いするのは結構難しいかな…と思います。
逆に女性の場合、ピンクゴールドのアクセサリーをお持ちであればSSモデルよりカジュアルめにコンビモデルを着ける、といった使い方もできるので、選択肢が幅広いです。
文字盤の色は白・シルバー・黒・青があり。ぜひギヨシェ彫のあるモデルを
バロンブルーは基本的にサイズ径の小さいモデルは白 or シルバー(シルバーはギヨシェ彫)、大きいモデルはシルバー or 青 or 黒(青や黒は40mm〜の男性サイズ)の展開となっています。
リューズの色や針の色など、統一感のある色合いが素敵なので、中々多色展開とはいかないということなのだと思います。
個人的には、バロンブルーはギヨシェ彫が美しいモデルなので、そちらを選ばれるのが良いかなと思います。
(青・黒のサンレイ仕上げも珍しくて良いとは思いますが)
バロンブルー ドゥ カルティエ ムーンフェイズを買う前に知っておいた方が良い点
クロコの革ベルトが硬く、手首が平たい人は少し痛いかも。装着感は試着して確認したい
僕はバロンブルーを購入して3年近く経ちますが、使用頻度が多くないとはいえ、いまだにクロコの革ベルトがかなり硬いですw
着けていて違和感が出るまではいかないのですが、僕は手首が平たいため、1日着けていると痕が付くかな、という感じです。
購入前に可能であれば試着してみることをお勧めします。
パワーリザーブが36時間と短め
先述の通り、バロンブルーには機能性は求めておらず、このデザインの良さでぶっちぎりで買いなモデルだと思います。
ですが、36時間のパワーリザーブは僕の所有している時計の中で最も短いですw
(38mmのケース径の時計にはパワーリザーブ40時間程度のものが多いので、誤差かもしれませんが)
ベルト交換機能は無いため、ブティックに持っていく必要あり
ステンレススチールのベルトを選んだ方が革ベルトに替えたくなることがあるかもしれません。
その場合、サントスにあるようなクイックチェンジ機能といったワンタッチでベルトを交換できる機能はありませんので、ブティックに持ち込んで替えてもらう必要があります。
ペアウォッチにバロンブルーをおねだりされるかも(素敵です)
我が家の場合、キャサリン妃からバロンブルーを先に好きになったのは奥さんでした。
その後、僕がバロンブルーのムーンフェイズを見つけ、一目惚れして買いました。
時計好きの方は奥さんの承諾を得る機会も多いと思いますが、”ペアウォッチで買う” ことで即承認をもらえるのではないでしょうかw
バロンブルー ドゥ カルティエ ムーンフェイズの価格(正規店/並行輸入)・リセールバリュー
僕の購入したムーンフェイズモデル(Ref. WSBB0029)は日本での取り扱いが無くなっており、EU圏での値段を参考にまとめました。
サイト | 価格(2024/5時点) |
正規店 (カルティエ EU版サイト、日本では取り扱い無し) |
147万円 (8,650€) |
chrono24 | 127万円↑程度(※) |
※中古は85万円で1点在庫あり
ちなみに、ムーンフェイズの無い定番モデルも確認しましたが、正規品と並行輸入品で価格差はありませんでした。
カルティエの時計は大変人気が増しており、相場が上がっているように感じます。
カルティエ(Cartier)の時計はリシュモングループに属するため、並行差別無し
カルティエの時計が素晴らしいのは、並行輸入品でもアフターサービスを正規品と変わらず受けられる点です。
2024年5月21日に値上げされましたが、カルティエはここ1-2年、毎年数回ペースで値上げをしています。
そのため、割安な並行輸入品が残っていれば購入するケースもあると思います。これは嬉しいですよね。
リセールバリューは70%弱
購入当時、正規品定価83.6万円で売られていたのに対し、買取価格が60万円でした。
日本での取り扱い無し & 度重なる値上げで最新の買取価格がいくらか分からないため、上記をリセールバリューとしました。
ムーンフェイズモデルはchrono24等のサイトでも数が非常に少なく、あまり値崩れはしないのかなと個人的には考えています。
カルティエの時計(正規品)購入をお得にする支払い方法
還元率が高いクレジットカードを利用する(≠百貨店のクレジットカード)
残念ながら、カルティエは百貨店のクレジットカードのポイント高還元の対象外ブランドです。そのため、ポイント還元率の高いクレジットカードを使用して購入するのが最も効率的にポイントを貯める方法です。
時計の購入に適したクレジットカードについては、別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。
結論:人と被りたくないオシャレメンズこそバロンブルー ドゥ カルティエを買うべき
バロンブルー ドゥ カルティエは、機能性や使い勝手は置いておいて、デザインの秀逸さでぶっちぎりで買いな時計だと思います。
そして、パリッとしたドレスシーンからキレイめカジュアルまで意外と使用範囲の広い時計でもあります。
時計好きから見たら「おっ!良い時計してますね〜」と一目置かれるような存在かなと思いますので、特にカルティエの時計人気が高まっている今、オススメの一本です。
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