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【実機レビュー】タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデル|時計界の歴史にその名を刻んだ名作

ついにカルティエの時計は3本目となりますが、タンク ルイ カルティエのブラックラッカー文字盤モデル (Ref. WGTA0091) を購入しました。

購入理由は以下4つです。

  1. 金無垢の時計をいつかは欲しいと思っていた
  2. 人と被らない「タンク」シリーズを探していた
  3. 「タンクルイ」シリーズはルイ・カルティエ3世が認めたものであり、時計史において価値が高い
  4. 免税店に在庫があり、10%引きでお得に買えた

タンクシリーズは男女問わず大人気で、発売当初から100年以上変わらない不変のデザインは長らく世界中の人に愛されています。

今回、タンク ルイ カルティエのブラックラッカー文字盤モデルを購入したので、色々な観点から実機レビューをしていきます。

  1. カルティエの時計アイコン「タンク」の歴史
  2. タンク ルイカルティエ ブラックラッカー文字盤モデルのデザイン・外装
    1. 竜頭は本物のサファイア!タンクルイシリーズのみに許された仕様
    2. タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルの着用シーンはジャケパンスタイルはもちろん、カジュアルなスタイルにも!
  3. タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルの機能性
    1. 「戦車」がモチーフの唯一無二のデザイン!誰が見てもカルティエのタンクと分かる
    2. タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルは手巻きムーブメント搭載、日付表示も無いため操作禁止時間帯無し!
    3. クイックスイッチ機構搭載で手軽にベルトを替えられる!
      1. NATOベルトに付け替えると夏でもタンクルイを楽しめる!
  4. タンク ルイ カルティエの素材・色違いの種類
    1. タンクルイシリーズはピンクゴールドかイエローゴールドが基本
    2. 通常文字盤以外は、黒・青・緑・赤のラッカー仕上げ
  5. タンク ルイ カルティエを買う前に知っておいた方が良い点
    1. 日常生活防水(3気圧程度)はあるが、基本水には濡らしてはいけない
    2. 時刻は分かりづらく、夜は時間が分からず、時刻合わせは “大体” になる
  6. タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルの価格(正規店/並行輸入)・リセールバリュー
    1. タンクルイカルティエ、リシュモングループに属するカルティエの時計は並行差別無し
    2. リセールバリューは60%弱
  7. カルティエの時計(正規品)購入をお得にする支払い方法
    1. 還元率が高いクレジットカードを利用する(≠百貨店のクレジットカード)
  8. 結論:人と被らないオシャレなタンクが欲しい方に、タンクルイ ラッカーモデルは超絶おすすめ

カルティエの時計アイコン「タンク」の歴史

1904年に「サントス」で男性用腕時計の世界初の市販化を行ったカルティエ、1917年に戦車をモチーフにした「タンク」を発表。
初代のデザインは「タンクノルマル」というラインで、より直線が強調されたデザインでした。

そのアールデコ風のデザインは1924年の「タンクLC(現在のタンク ルイ カルティエ)」で一躍大人気に。現在でもそのままのデザインが継承されています。

これまで「タンクアメリカン」や「タンクシノワ」、「タンクフランセーズ」など、タンクの直線的なデザイン性は一目で分かりながらも、派生モデルが多く誕生し、ヴィンテージモデルとして長く愛され続けているカルティエを代表する傑作ラインとなりました。

タンク ルイカルティエ ブラックラッカー文字盤モデルのデザイン・外装

旅行先で撮ってみた、日中のタンクルイはこんな感じです。
ブラックラッカー文字盤は陽の光の下でも際立っています。

室内での見え方はこんな感じ。
比較のために、サントス ドゥ カルティエを横に置いてみていますが、同じイエローゴールドでもツヤ感が抑えられており、金無垢にも関わらず上品に見えます。

他にも、飛行機の中での写真も撮ってみました。
(今回はマイルでエールフランスのビジネスクラスに搭乗できたため、その美味しい機内食と記念に!)

竜頭は本物のサファイア!タンクルイシリーズのみに許された仕様

通常のタンクシリーズや、サントス、バロンブルーなど竜頭に青い石がはめられている時計はカルティエに多いです。

その中でもタンク “ルイ” シリーズは特別で、リューズに本物のサファイアを使っているため、他のものに比べて輝き方が渋いです。

細かい部分の違いですが、腕に乗せた時の高級感が半端なく変わります。

横から見ると分かりやすいですが、バロンブルーとサントスのリューズは明るい青色なのに対して、タンクルイのリューズはかなり濃い青(黒に近い)です。

タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルの着用シーンはジャケパンスタイルはもちろん、カジュアルなスタイルにも!

タンク自体はドレッシーなスタイルに合いますが、金無垢かつブラックラッカー文字盤のモデルは実は着用シーンが幅広いです。

デニム記事のシャツに着用してみましたが、外しが効いてめちゃくちゃオシャレに…!

タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルの機能性

「戦車」がモチーフの唯一無二のデザイン!誰が見てもカルティエのタンクと分かる

カルティエのタンクは男女問わず人気です。

買いやすい価格帯にカルティエという宝飾ブランドとしての絶対的な信頼感、ドレッシーなデザインのためスーツからカジュアルまで使える使用頻度の高さと、高級時計のファーストチョイスにしやすい時計だと思います。

高級時計を購入する際に「誰もが知っているアイコニックなデザイン」という要素は大事です。
というのも、そういうモデルは長く続いていることもあり、ヴィンテージウォッチとしても人気が高いものが多く、価値が下がりにくい時計が多いです。

時計に詳しくない人でも知ってる時計といえば、ロレックスのデイトナ、オメガのスピードマスター、そしてカルティエのタンク辺りまでかなと思います。

タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルは手巻きムーブメント搭載、日付表示も無いため操作禁止時間帯無し!

「ルイ・カルティエ」を冠しない通常のタンクシリーズのムーブメントはクォーツムーブメントのみ(一部ソーラーもあり)ですが、タンクルイシリーズはクォーツだけでなく手巻きムーブメントのモデルもあります。

僕の購入したブラックラッカー文字盤モデルも手巻きモデルですが、日付表示が無いため、手巻き機構のある時計にありがちな “操作禁止時間帯” がありません。

手巻きの方向だけ決まっていますが、時刻合わせの際のリューズの回す方向の指定も無いため、時刻合わせの際にあまり気にしなくて良いのは楽です。

クイックスイッチ機構搭載で手軽にベルトを替えられる!

僕の購入したタンクルイカルティエは「クイックスイッチ」機構を搭載しており、ワンタッチでベルト交換ができます。

革ベルトの製品が多いと夏など汗ばむ陽気で着けられませんが、夏用ベルトを別で購入して付け替えればその心配も無用。

もちろん、タンクシリーズの防水性能は日常生活防水と期待できないため、海のレジャーや大雨の中など濡れる場所に持っていくことはできませんが…

NATOベルトに付け替えると夏でもタンクルイを楽しめる!

カルティエは革ベルトしか作りが無いため、NATOベルトやファブリックのベルトは自分で探すしかありません。

今回、Instagramで見つけたこちらのお店のNATOベルト(ネイビー)を試着してみたところ、リューズの濃紺のサファイアとぴったり合うことが分かり、購入して付け替えてみました。

タンクルイの18Kイエローゴールドと似た色合いの金色の金具に、PRADAで使われるようなナイロン素材のNATOベルトが絶妙にマッチし、抜け感を出してくれる感じがとっても気に入っています!

タンク ルイ カルティエの素材・色違いの種類

タンクルイシリーズはピンクゴールドかイエローゴールドが基本

「ルイ」を冠するタンクシリーズは特別で、素材はゴールド(イエローゴールド or ピンクゴールド)と決まっています。
その他のタンクシリーズは、アメリカンを除いて全てステンレススチール素材のみ。

加えて、「ルイ」シリーズは竜頭が本物のサファイアになっており、高級感が全然違います。

もちろん、タンクマストのようなステンレススチール製で気軽にかつ手頃な価格で着けられるのも、昨今の時計価格上昇に比べて控えめな価格設定なカルティエならではだと感じます。

通常文字盤以外は、黒・青・緑・赤のラッカー仕上げ

タンクシリーズの色味は濃い落ち着いた色合いのため、全身で見た時にあまり目立ちません。

個人的には赤(バーガンディー)の文字盤が素敵だなと思います。

タンク ルイ カルティエを買う前に知っておいた方が良い点

日常生活防水(3気圧程度)はあるが、基本水には濡らしてはいけない

金無垢のドレスウォッチという事もあり、防水性能は期待できません。

日常生活防水程度ですので、手洗いなどで水滴が多少付くくらいは大丈夫ですが、水に漬けたりは絶対NGです。

通常のタンクシリーズも同様ですので、雨の日には着けないなど扱いには注意したいです。

時刻は分かりづらく、夜は時間が分からず、時刻合わせは “大体” になる

ブラックラッカー文字盤モデルは、時針・分針のみの究極のミニマルスタイル。

日中普通に見ても何時何分かは大体でしか分かりません。
(ラッカー文字盤でないローマ数字の書かれたタンクであれば、日中時刻は普通に読めます)

針に夜光塗料も塗られていないので、暗い場所だとほとんど時刻は分かりません。
18時頃に明かりの下で撮影してこんな感じですが、明かりが無いと時刻はほとんど分かりません。

タンク ルイ カルティエ ブラックラッカー文字盤モデルの価格(正規店/並行輸入)・リセールバリュー

僕の購入したブラックラッカー文字盤のモデル(Ref. WGTA0091)は2024年9月時点でカルティエオンラインサイト上に在庫があり、購入できます。

サイト 価格(2024/9時点)
カルティエ 公式サイト ¥2,059,200
Chrono24(並行輸入品) ¥1,860,000

2022年頃からカルティエは年数回の値上げを行ってきており、2024年も5月に値上げを行いました。

本モデルの登場当初は180万円程度だったと記憶していますが、どんどん値上がりしている状況ですので、気になる方は並行輸入品含めて確認してみることをおすすめします。

タンクルイカルティエ、リシュモングループに属するカルティエの時計は並行差別無し

カルティエはリシュモングループという、スウォッチグループと並ぶ宝飾品コングロマリットに属しており、リシュモンの方針で並行差別がありません。

正規品の値上げに連られて並行輸入品の値上がりも続いていますが、それでも10%程度割安な並行輸入品を買ってもアフターサービスを平等に受けられるのは素晴らしいブランドだと思います。

リセールバリューは60%弱

GINZA RASINさんの買取価格(2024/9時点)で「1,200,000円」という記載がありました。

普通にブティックでまだ在庫はありますし、品薄になるような状況でもないため、プレミア価格は乗りません。

リセールを期待する方は購入には向いていませんが、ファッションを格上げしてくれる素晴らしい時計ですので、時計好きの方にはぜひおすすめしたい素晴らしい一本です。

カルティエの時計(正規品)購入をお得にする支払い方法

還元率が高いクレジットカードを利用する(≠百貨店のクレジットカード)

残念ながら、カルティエは百貨店のクレジットカードのポイント高還元の対象外ブランドです。そのため、ポイント還元率の高いクレジットカードを使用して購入するのが最も効率的にポイントを貯める方法です。

時計の購入に適したクレジットカードについては、別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。

結論:人と被らないオシャレなタンクが欲しい方に、タンクルイ ラッカーモデルは超絶おすすめ

僕は「人と被らず自分に似合うおしゃれ」を追求していることもあり、そんな人にはどんぴしゃではまる時計だと思います。

タンクは色々な人が持っているけれども、タンクルイはあまり見ない。
その中でも、ラッカー文字盤のモデルを持っている人はほとんどいないからか、街中で見たことがありません。

タンクルイの金無垢はちょっと…という方も、タンクマストのラッカー文字盤なら手頃な値段でオシャレを格上げしてくれること間違いないと思います。

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